loserの将棋blog

将棋専門ブログです。棋力向上を図ります。

【有段者必見!】高等テクニック①

死ねば助かるのに。

 

残酷な戦場で、ある一つの駒が、そう言い放った。

 

飛車「くぅ......角の言う通りだ。どうしてこの局面で受けなんだ。どうかしていた。俺が今いるのはどこだ?......戦場だ!!!リスクを負わずして勝利があるかよ。どうせ死ぬなら......強く前に出て、死ね!!!!!」

 

飛車「......バッチィィィ!!!」

 

その時、流れが変わった。

 

戦場に漂っている空気の流れ、その変化を駒達は見逃さない。

 

金将「始まるのか......地獄が。」

 

 

 

高等テクニック①

ご無沙汰しておりますm(__)m

約1か月半ぶりの投稿となってしまいました(;'∀')

転職に伴い引越やら手続やらで余裕がありませんでした( ;∀;)

4月から新しい職場ということで、今後どうなるかはわかりませんが1か月に1回は投稿できるよう頑張りたいと思います。

前回は”級位者と有段者の違い”ということで有段者へステップアップする節目の記事だったかと思いますので、今回からは有段者向きの内容となります。

今後は私の将棋クエストでの対局を使って、有段者なら抑えておきたい高等テクニックを紹介したいと思います。

(※対戦相手のユーザー名及びアイコンは見えないよう塗り潰しております。)

級位者の方も是非一緒に考え、時間を使えば指せるようになってください。

有段者の方は局面を見たら、すぐに思い浮かぶようにしましょう(^^)/

ちなみに、この高等テクニックは”⑦”まであります(笑)

 

高等テクニック①大駒の位置をズラす

下の局面は後手が8六角と歩を取り、次に6八角成を狙っている局面です。

ここで8三歩と自然に受けてしまうと、構わず6八角成とされて激痛です。

(同金は8七飛車成、同玉は5八金でいずれも後手勝勢)

正確な優劣はわかりませんが、この局面はかなりピンチです。

しかし、ピンチはチャンスです!!!

それでは、一体どうすればいいか一緒に考えてみましょう(#^.^#)

 

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私が指したのは8三歩、同飛車、9七角です。

8三に飛車がいることにより、角交換の後、6一角という手が生まれています。

これが最善かはともかく、8三歩や8四歩と打って飛車の位置をズラすことは明らかなプラスです。

8三歩、同飛車、8四歩、同飛車で9七角もかなり有力です。

(同角、同桂馬の後、7五角を狙っています。)

8五まで引きつけてみるのも面白い!!!

 

次回は高等テクニック②と③を紹介いたしますのでお楽しみに(*'▽')

 

 

 

前回の次の一手の解答

それでは前回の次の一手の解答を発表したいと思いますが、その前に大分間隔が空いてしまったので今一度、前回の問題の局面を見てみましょう。

 

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思い出していただけたでしょうか?

 

それでは解答ですが、候補手は以下の4つに絞られるかと思います。

 

①同飛車

②1一香成

③5五角

④4六角

 

まあ、次の一手として出題していることを考えれば、①同飛車ではないことは明らかですね(笑)

ひとつずつ見ていきましょう。

①同飛車は、一番自然な手ですが、2三歩と打たれて攻めが途切れてしまいます。しかも香車を取られてしまうので、4つの選択肢の中では一番良くないです。

②1一香成は、多くの人は同飛車の次に浮かぶ手かと思います。この手は同飛車よりかは有力ですが、2七歩と打たれると攻めの勢いが大分落ちてしまいます。

(同飛車、2三歩と進んだ時に4五角という手が生まれてしまうのと、飛車が活きない展開にされてしまう。)

③5五角ですが、これが正解です!(^^)!

飛車取りなので、何かしら受けるしかなく無条件に1一角成として馬を作れます。

ここでも2七歩という手は嫌ですが、②1一香成と違い2一の桂馬を取った時、金取りになっており、2七歩、同飛車、2三歩の時に2一馬と先手を取ることができます。

(飛車取りを7三銀として受けた場合、金に飛車の紐がついていますが、次の8三香車という手が厳しいです。)

シンプルに成香よりも馬の方が強いという話です(笑)

④4六角もかなりいい手ですが、意外と攻めあぐねる展開になってしまいます。

4六角、7三銀、2四角、5二玉と進んだ時に5一角成が決めてになればいいのですが、普通に同金、2一飛車成、4二金とされて大分有利だとは思いますが、角を2枚持たれてるので怖いです。

そこで5二玉には1一香成or4六角がベターかと思います。

 

それぞれ点数をつけてみると、

 

①同飛車   30点

②1一香成  50点

③5五角  100点

④4六角   90点

 

こんな感じですかね(;・∀・)

 

 

 

今回の次の一手

ではでは、長くなりましたが今回の次の一手を見ていきましょう。

私の将棋クエストの対局からの出題となります。

下の局面は後手が7八角と打ち込み、勝負に来たところです。

8八金と引いても悪くないですが、8七銀と打たれて相手の攻めが続いてしまいます。

 

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 ヒント:攻撃は最大の防御なり

 

それでは今日はこのへんで(*^^)v

次は遅くともゴールデンウィークには投稿します(;・∀・)

おやすみ~

 

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