「駒達よ、お前達はよく戦った。
おかげで俺はここまで辿り着くことができた。」
勝つためには、時に冷酷で残酷な決断をしなくてはならない。
今までの犠牲を無駄にしないためにも。
「駒達よ、夢を諦めて勝利のために命を捧げてくれ。
相手の駒を地獄に導け。
相手の玉は俺が詰ます。」
どうも、勝つことに飢えている将棋を誰よりも深く愛しているloserです。
今回は、将棋で勝つということはどういうことなのかを解説していきたいと思います。
何かを得るためには何かを犠牲にしなくてはならない
まず、下の画像の局面を見てみてください。
この局面は私の将棋クエストの対局で現れた局面です。
この局面は、後手が4九銀と打ち両取りにした局面となっております。
非常に興味深い局面です。
この局面で瞬時に飛車を見捨てて、5五銀という考えに至れば有段者の力があるかと思います。
ここで級位者だと飛車を逃げたくなってしまい、6八飛車としてしまうかもしれませんが、駄目です(+_+)
6八飛車は、以下3八銀成り、同飛車、5六銀で2枚替えとなってしまい、後手が得をした結果になります。
(まあ、それでも先手は角2枚銀1枚持っているので局面自体は互角くらいですが)
ここは、両取り逃げるべからずという格言にもある通り、飛車を逃げずに5五銀とする方が良いです。
(ちなみに5五銀の後、5八銀成、同金で5六飛車の両取りがありますが、先手はいつでも4四角と打つことができるので大丈夫です)
初心者や級位者は大駒を大事にしたり、駒損を過剰に嫌ったりするあまりかえって不利になってしまいがちです。
常に何かを捨てることで、有利になる道がないかを考えてほしいです。
将棋で勝つということは、つまるところ、駒の命を犠牲にして利するということ。
その犠牲を積み重ね、積み重ね、何度も死を繰り返し、その先に勝利がある。
綺麗な世界ではないです。
残酷でどこまでも奥深いゲーム
それが将棋
前回の次の一手の解答
はい、それでは前回の次の一手の解答の時間です(*^▽^*)
早速、解答を発表します!
正解は7一銀です!
この美しい銀打ちで必至となります。
簡単すぎましたかね(^_^;)
この銀を同金と取ると、4二金、6二玉(6一玉)、5二金までです。
今回の次の一手
今回の次の一手も、いつも通り私の将棋クエストで出現した局面からの出題となります(*^^*)
下の画像の局面は、後手が3二銀と引いて角取りかつ飛車道を通した局面です。
ピンチです(≧▽≦)
今回は少し難し目です( ゚Д゚)
というか色々考えられる局面となっております。
ヒント:今回の記事の内容です(笑)
それでは、また会いましょう~
ばいちゃー(/・ω・)/
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