loserの将棋blog

将棋専門ブログです。棋力向上を図ります。

【級位者必見!】級位者と有段者の違い

飛車「銀と桂馬を見捨てて俺が成り込むか、そうすれば攻めの目は作れる。......いや、これ以上の犠牲は払えない。もう無理はできない。ここは受けるしか......」

 

角行「死ねば助かるのに。」

 

飛車「うっ......!!!」

 

角行「......」

 

飛車「お前、まさかこの難解な戦況を読み切っているのか?」

 

角行「いや、全然。ただ、今、気配が死んでいた。背中に王を討ちとろうという強さがない。ただ助かろうとしている。攻められ続け、心が折れた駒が最後に陥る思考回路。アンタはただ、怯えている。」

 

飛車「なんだと......!!!」

 

 

 

級位者と有段者の違い

それでは本日も将棋を楽しんでいきましょう!!!

徐々にですが、更新頻度が上がっていますね(笑)

さてさて、私のブログを最初から読んでくださっている方は、たとえ読み始めた当初は初心者でもすでに有段者の力がついている頃かと思います。(圧倒的願望)

今まで当ブログでは初心者から高段者まで楽しめて勉強になるをコンセプトにしていましたが、次回以降からは少し内容のレベルを上げていきたいと考えています(*^^)v

そこで今回は、級位者と有段者の明確な違いを3つ挙げてみました。

「なかなか初段になれないよ~(>_<)」という方は以下のことを意識してみてください。

 

1.致命的なポカが少ない

正直、ポカはどんなに強くなってもしてしまうものですが、それでも二歩や駒の利きを見落として一瞬で勝負が終わってしまうような致命的なポカは初段くらいになると極端に少なくなります。これは、駒の利きを無意識レベルで感知できるようになるからだと思います。

では、どうすればポカを減らし有段者に近づけるかですが、これは対局や棋譜並べの数をこなすしかないと思います。また、早指しよりもじっくりと時間を使って指した方が良いかと思います。(そういう私は覚えたての頃から早指しばかりしていましたが(;'∀'))

 

2.歩の連打など高度な手筋を使えるようになる

割り内の銀垂れ歩などの手筋はおそらくすぐに指せるようになるかと思いますが、歩の連打ダンスの歩はなかなか指せるようになるまで時間がかかるかと思います。これらの手筋は読みが必要になってきますので、数手先まで読む癖がついてないと指せません。読む力がないと見えませんし、思いつくのに時間がかかってしまいます。

指せるようになるには時間を使った対局、詰将棋をこなすことで読みの力をつけるしかありません。高段者になると遠見の角控えの桂などさらに高度な手筋を使えるようになります。(ちなみに私の一番好きな手筋は遠見の角です(≧▽≦))

 

3.駒の損得に過剰にならず、捨てることができる

これは幾度となく話してきたことですが、駒の損得を恐れず、犠牲を払うことができなければ将棋は勝てません。長いこと対局をしていると駒達に情が移り、大事にしてしまいたくなる気持ちはわかりますが、勝つためには鬼に、悪魔になりましょう。ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる終盤は駒の損得より速度という格言にもあるように将棋は、駒を捨てる度胸やタイミングが大切です。そのためには正確な読み、形勢判断(大局観)が必要となってきます。読みの力は詰将棋、大局観は棋譜並べや対局観戦で身につけましょう。大局観についてですが、身も蓋もない言い方をすると才能の部分も大きいかと思います。ただ、低段者に必要な形勢判断能力は訓練で会得できると私は考えています。大局観を磨くのに感想戦やソフトでの勉強ども有効かと思います。(私は将棋仲間がリアルにいないのと機械音痴なのでしたことがありませんが( ;∀;))

 

 

 

前回の次の一手の解答

さあ、今回も元気に次の一手のコーナーをやっていきましょう(^^)/

早速前回の解答を発表いたします!

かなり簡単だったかと思います(;'∀')

 

正解は、5六角です!

 

いわゆる攻防手というやつです(*'▽')

自陣の桂馬を守りつつ、3四の銀取りになっています。

銀取りを防ぐには4三銀と引くしかありませんが、3四歩が激痛です。

また、場合によっては9二銀8三銀9筋からの端歩攻めをすることもできる汎用性の高い角打ちとなっています。

何より自陣の桂馬を守っているのが大きいです。

正直、3一飛車と安易に攻め合っても勝てる局面ではありますが、桂香を持たれると怖いです。

何があるのかわからないのが将棋です。確実に勝ちましょう(*^-^*)

 

 

 

今回の次の一手

それでは今回の次の一手に参りましょう。

私の将棋クエストの対局からの出題となります。

下の局面は後手が2四銀と歩を取ってきた局面となっております。

色々な手が考えられる局面かと思いますが、一番有利になる手を模索してみましょう(#^.^#)

 

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※対戦相手のユーザー名及びアイコンは見えないよう塗り潰しております。

 

ヒントは今回もナシです(笑)

 

 

それでは、またお互い強くなってお会いしましょう!(^^)!

おやすみ~(-。-)y-゜゜゜

 

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