loserの将棋blog

将棋専門ブログです。棋力向上を図ります。

王座戦第2局&「復活杯」の所感

今日は久々に20時前に退勤することができ、やっとブログを更新することができました。次の一手の解答を楽しみにしていた方、大変遅くなってしまい申し訳ございませんm(__)m

本当は昨日、ブログを書こうかと思っていたのですが王座戦第2局に見入ってしまい、ブログを書く時間が取れませんでした(*_*)
それでは、まずその王座戦第2局について軽く解説していこうかと思います。

 

王座戦第2局の解説

解説と言っても将棋の内容は大変高度なものであるため、要点、どういった将棋だったのかを解説していこうかと思います。
この王座戦第2局を一言で表すなら「永瀬王座の執念」です。
将棋自体は124手目の藤井竜王・名人の4三玉で勝負は着いていたかと思います。
永瀬王座の121手目の4一金で飛車を取りにいったばかりに、藤井竜王・名人の玉はかなり詰みづらくなってしまいました。
まさに「玉は下段に落とせ」の格言通りで、浮いた玉はなかなか詰みません。
実は私はちょうどこの4一金と打ったところから観戦し始めたのですが、まさかここから1時間以上続くとは思いもよらなかったです。
「せっかくだから終わりまで見るか」と軽い気持ちで観戦していたら、永瀬王座の執念に驚かせられました。まさか本当に持将棋になるかというところまでいくとは、、、
結果は持将棋にしたところで負けでしたし、最後は藤井竜王・名人が鮮やかに決めましたが、永瀬王座の最後の最後まで指す姿勢に大変感動しました。
賛否両論のある将棋だったかと思いますが、私は心打たれました。

 

 

「復活杯」の所感

さて、9月10日に開催されました「復活杯」ですが、大変苦戦を強いられました。
いやぁ~、皆さん強いです(・_・;)あと自分が想像以上に弱くなっていました( ;∀;)
14時から始めてレート2200に到達したのが21時過ぎです(^^;
もちろん、その間夕食など休憩は取っていたのですが長丁場になりました。
しかし、何はともあれ目標を達成することができてよかったです!!!
対局してくださった方、観戦してくださった方、本当にありがとうございました。
似たような企画を近いうちに開催しますので、その際も何卒よろしくお願いします。

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前回の次の一手の解答

それでは前回の次の一手の解答を発表しようと思います。
問題は以下の局面ですが、ただ龍を逃げるのでは芸がありません。そこで一工夫。
正解は、、、

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7三歩

 

とさせていただきます。この手は間違いなく、ただ龍を逃げるよりも得をしている手となります。ただ龍を逃げてしまうと9九角成とされてしまいますが、この7三歩を入れていることで9九角成とはできません。7三歩を取るか、放置して飛車を下ろすor桂馬を取るor2二玉くらいしかありません。以下は7三歩以降の一例です。

7三歩に同角なら8二歩、2二玉、7四香車
7三歩に8一とor2二玉or7一飛車なら8二角


8二角のような手が指せれば、初段以上はあるかと思います。

 

 

今回の次の一手の問題

今回も私の将棋クエストでの対局からの出題となります。
今回は問題としては大分簡単かと思います。
ただ、果たして実戦の中で指せるかが重要となっていきます。
一目で解ければ有段者、3分以上考えて解ければ1~3級といったところでしょうか。

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ヒントはなしです(^_-)-☆

それでは、また次回お会いしましょう!

※このページで使用されている画像は当ブログの投稿者が撮影したものであり、無断転載及び配布を固く禁止いたします。

効果のある詰将棋勉強法&「復活杯」開催決定!!

どうも将棋しかない男、loserです。
インボイス制度のおかげで仕事が忙しく、平日はなかなか将棋をやる時間が取れなくてつらいです( ;∀;)
しかも、次の土曜日はつらいつらい日雇いバイトです(´;ω;`)
そんなつらい平日ですが、今日はタイトルにもあるように「復活杯」の告知をしたく、なんとかブログを書いております。最後の方に詳細を載せておりますので、是非皆様、奮ってご参加ください。

 

効果のある詰将棋勉強法

前回の記事で詰将棋を解きましょうという話をしましたが、「詰将棋ってできるだけ長手数の問題を解いた方がいいんでしょうか?」「長手数や難問をじっくり考えるのと短手数を沢山解くのどっちがいいんでしょうか?」などなど勉強方法に悩んでいる方も多いかと思います。ズバリ簡潔に私がした詰将棋勉強法を言います。


短手数の問題を何度も繰り返し解く


基本これですね。私は3手詰ハンドブックから始まり、今では5~9手詰めの問題を解くことが多いです。実は私は詰将棋の本は古本屋で買った8冊しか持っていません。
しかし、それを何度も繰り返し解きました。「同じ問題を解いて意味があるの?」と思った方もいるかと思いますが、意味はめちゃくちゃあります。
まずは詰む感覚、瞬時に読む力を身に着けることが重要ですので、同じ問題を解くことで詰む感覚、手筋、パターンといったものが身に付きます。脳がそれを覚えてしまいます。そして最終的には問題を一瞬見ただけで、詰みまでの道順が見えるようなるところまで持っていきましょう。将棋始めたての頃は、3手詰ハンドブックが何分で全部解くことができるかタイムを計って遊んでいました(笑)

 

 

前回の次の一手の解答

前回の次の一手の解答をばちこりと発表したいと思います。
問題は以下の局面ですが、瞬時に5七とを取ってしまいそうになりますが、冷静になって考えてみましょう。5七銀としてしまうと、相手に手番が渡ってしまいます。局面はほぼ互角ですので、この手渡しは致命傷になりかねません。そして手番が渡ってしまうと最小の駒で受けられてしまいます。もうわかりましたね?答えは、、、

 

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5三歩

 

とさせていただきます。これで攻めが繋がります。4八の銀は取られてしまいますが、どうってことありません。4八と、同金ですぐに詰めろがかかるようなことはありませんので、速度勝ちできます。5三歩以下は、4八と、同金、4三銀、5二飛車、同銀、同歩成、同金右、同香成、同玉、5三歩で攻めが永遠に続きます。
途中の5二飛車は勇気のいる手ですが、ここはバラした方が勝ちやすいかと思います。
この問題で伝えたかったことは、どんな時でも可能性を模索することが大事ということです。どんな局面でも「本当にこの一手一択だろうか?」と立ち止まってみる癖がつくと、棋力はどんどん向上することでしょう。

 

今回の次の一手の問題

今回も私の将棋クエストからの出題となります。
相手が5五角と打ってきたところです。ただ龍を逃げているようでは相手に勢いを与えてしまいます。ここはテクニックの見せ所です(^^♪

 

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早指しでもこの局面で立ち止まって考えることができる余裕があれば、それだけで有段者の実力があるかと思います。前問同様、まずは可能性を模索することです。

 

 

 

冒頭で申した通りloserの将棋ブログ再開を祝して、「復活杯」を開催致します。
3年9カ月前に開催しました「loserの新春将棋杯」が大変好評だったこともあり、今回開催する運びとなりました。
御多用の折りではございますが、この機会をぜひ棋力向上にご活用いただきますようご案内申し上げます。

【復活杯】
日 時:令和5年9月10日(日) 開始:14時00分 終了時刻未定
場 所:将棋クエスト2分切れ負け
主 旨:私(将棋クエストのユーザ名ajiatja)がレート2200になるまで指し続けるので、皆様もご一緒に将棋をしたり、私の対局を観戦してください。
皆様も目標を決めてひたすら指し続けるも良し、私を応援するも良し、私を阻止すべくスナイプするも良しです!!

それではまた次回お会いしましょう!!

 

※このページで使用されている画像は当ブログの投稿者が撮影したものであり、無断転載及び配布を固く禁止いたします。